「王様へ捧ぐ薬指」は、急展開から胸キュンが止まらないストーリーとなっています。
偽装結婚からスタートして、お互いの関係が変わっていく様子がたまりません!
ネタバレありで、最終回の結末まで丸ごとわかりやすく解説します。

【王様へ捧ぐ薬指】キャスト情報
- 主人公:羽田綾華(橋本環奈)
- 支配人:新田東郷(山田涼介)
- 東郷の親友:秋田 通称ハチ
羽田綾華役:橋本環奈
ホテルのブライダル課勤務。美人だけど、性格は最悪?そのおかげで「絶対に愛せない」と言われ東郷と偽装結婚することになる。
新田東郷役:山田涼介
街の権力者の息子でありイケメン。綾華が勤めるホテルの支配人。傲慢で、王様と言われているが──。
【王様へ捧ぐ薬指】原作のあらすじネタバレ
「王様へ捧ぐ薬指」原作のざっくりとしたあらすじはこちらです。
ホテルのブライダルで働く綾華は、誰もが認める美人。でも、性格は最悪で客の新郎を寝取ったり「悪女」と呼ばれていた。そんな彼女に目をつけたのは、ホテルの新支配人にして街の権力一族・東郷!「王様」と呼ばれる彼が綾華に下した命令とは!?悪女VS王様のラブバトル。
次に、「王様へ捧ぐ薬指」原作のあらすじを巻ごとネタバレを含んで解説していきます。
【王様へ捧ぐ薬指】原作1巻のあらすじネタバレ

1話あらすじ
ウェディングプランナー羽田綾華は、自他共認めるかなりの美人。
ある日、新郎を綾華に寝取られ婚約破棄になったという新婦がキレて式場に乗り込んできます。
「仕方ないじゃない 私美人なんだもの」
と飄々とする悪女で、職場でも何度もトラブルを起こして職場でも悪評。
同僚がマネージャーにクレームを入れるたびに泣き落としでクビを回避してきました。
しかし、同僚の嫌がらせで背中を押された綾華は、手に持っていた花瓶の水を式場の新しい支配人にぶっかけてしまいます。
いつもの美人か弱いモードで謝ろうとしても、その正体を見抜いた東郷は、
「あいにく、オレにそんな顔は効かない」
と、先日の新郎寝取り事件のせいで結婚式をひとつダメにした綾華に対して「この阿呆が」とまで罵ります。
「クビ」を宣告されますが、今月のアパート代がピンチな綾華は泣き落としでクビを回避しようとします。
転職歴が多いことを指摘されても「美人なので色々あんのよっ クビにしたければどーぞ!」と開き直る綾華。
反省をする気が1ミリもない様子を東郷は「素晴らしい!」と褒めます。
そして、次のセリフが
「結婚しよう!」
脈絡もない、突然のプロポーズに絢華は困惑します。
そんなこんなで結婚することになった綾華は、カップルがここで式をあげたい!と思うような妻を演じるための「広告塔」をすることになります。
結婚式に現れた、綾華のせいで婚約破棄になった元新婦の女性。
手には刃物を持っていたことに気づいた綾華は、女性に駆け寄り抱きしめながら「大人しくして こんなところで騒ぎを起こしてどうするの?」と、亡くなった両親の代わりに育ててくれたおばあちゃんの存在を思い出させます。
女性は事を起こさずに済み、綾華と東郷の結婚式は無事終了。
夫婦として仕事をすることになった綾華は、昼休みから戻らないという傍若無人の立ち振る舞い。
同僚からのクレームにも飄々とかわす綾華に、東郷は別室で綾華にお説教をします。
「オレの妻をやるからには職場でもそれ相応の振る舞いをしないと──…」
と話しているところで、外に人の気配があることを察知した東郷。
ごまかすためにも、東郷は綾華にキスをして愛の言葉をささやきます。
体を密着させて、キスも深いものに変わっていきます。
綾華も積極的にキスをしてからしばらくして、人の気配が消えました。
「なかなかのキスだったわよ?」
と悪女らしい振る舞いをする綾華は、翌日また昼休みにでかけます。
向かった先は、自分のせいで結婚破談となった元新婦の女性とおばあちゃんが暮らす家。
玄関先で綾華を拒否をするおばあちゃんに、突然現れた東郷が「妻の話を聞いてください よろしくお願いいたします」と深々頭を下げます。
口を開いたおばあちゃんは「本当はあんたさんが悪い人じゃないってわかってるよ」。
なぜなら、女性の家に何回も行ったり式の成功をするため仕事のファイルの書き込みはみっちり、一人ひとりの式を大事にしたい熱心なウェディングプランナーだからです。
結婚破談になったのは実は綾華のせいではなく、わざと自分が悪者になったと判明しました。
それを見抜いたのは東郷。
マネージャーがクビにしない理由は何かあると思って、綾華のことをずっと見ていたのです。
裏では女性に「貴方の式を成功させるための、妻の信念や努力をした姿をわかってあげてほしい」と手紙を送っていました。
そして、実は綾華が男慣れしていないこともバレて(笑)
綾華は自分をわかってくれた東郷に心が揺れ動きます。
2話あらすじ
ある日、式場に綾華の初カレが新郎の新婚夫婦が訪れます。
担当することになった綾華は、初カレとの思い出を抱えながらも仕事をこなします。
様子のおかしいことに気づいた東郷は、その日の夜リビングに大量のお酒を残しお風呂からなかなか出てこない綾華が失恋を苦に入水自◯をしたと勘違いします。
うつむいて湯船につかる綾華を見て慌てた東郷は、浴槽から全裸の綾華を引き上げてベッドに寝かせてキス(人工呼吸)。
初カレの新婚夫婦の式を成功させる!という綾華に、東郷は当然という態度で「オレがそばにいるんだから」と言われドキッとする綾華。
綾華に不満をいう同僚にも、支配人という偉い立場なのにも関わらず頭を下げる姿を見て
“ありがとう 嬉しい あなたがそばにいてくれてずっごく嬉しい”
と、綾華に恋心が芽生え始めました。
3話あらすじ
しかし、東郷が高校時代好きだった「小夜先輩」がハチと結婚することを綾華は知ります。
後悔がないように、自分が救ってくれたように東郷の気持ちを救いたい綾華は必死で東郷を問い詰めます。
「そんなのとっくに覚悟の上だ」と言い放つ東郷。
東郷にとってこの結婚は無意味なものだと綾華は痛感しました。
しかし、親友のハチにも本音を隠し通す様子を見かねた綾華は「”関係ない”とか あなたに関われないずっと友達の秋田くんは傷つく」と伝えます。
たった一言でも、大切な親友を失ってしまう痛みを知っていたからこそ東郷は本音を自分の中でひた隠しにしてきました。
孤独な王様だと実感した綾華は、泣きそうになるのをこらえて般若のような顔になり東郷のツボに入ります。
初めて涙を流した東郷。綾華はそっと抱きしめます。
東郷にとって本音を言える相手ができて、この関係も「悪くない」と笑みをこぼしました。
【王様へ捧ぐ薬指】原作2巻のあらすじネタバレ

4話あらすじ
「──え 子作り新婚旅行?!」
結婚して3ヶ月経つ東郷と綾華。新田家から新婚旅行を手配され、ハワイへ行くことに。
しかし、なぜかハチと小夜先輩の新婚旅行も同じ行き先!
小夜先輩が好きだったと知っている綾華は東郷にとってこのハワイ旅行が「嫌な思い出になっちゃうのかな──…」と心配です。
そんな綾華の気持ちもお見通しな東郷は「小夜先輩に未練も何もない だから変な気は回すな」とフォローします。
本当は、小夜先輩への想いは3話で綾華が東郷を抱きしめたときに解決していたのです。
翌日、海へドライブしに行くと、結婚式がうまくいかなかったために喧嘩している1組のカップルに出会います。
「結婚式って女にとって一生に一度の思い出なんだから、それがダメだったりこの先もダメとか思っちゃう」
とつぶやく綾華の言葉を聞き、東郷はカップルの結婚式やり直しを手伝うことに。
現地のウェディング事業のエージェントに協力してもらい、空いている教会で簡易的な結婚式をしました。
カップルに感謝され「あの2人と私のために動いてくれてありがとう さすが王様!」と笑う綾華。
(綾華といると調子がくるう)という東郷は、まんざらでもない顔です。
最後は、ウェディングプロモーションのモデルが日本から来れなくなったということで、東郷と綾華は形だけですがもう1度結婚式をすることになります。
お互いの気持ちが芽生えながら、2度目の誓いのキスをしました。
5話あらすじ
“東郷のこと守りたい” “そばにいたい”
東郷に対して「好き」という気持ちをハッキリ自覚してから、今までと同じ反応ができなくなった綾華。
結婚して片思いという状況にチグハグさを感じつつも、ウェディングの仕事は上客に振り回されたりと大忙し!
そんな様子を見かねて東郷は「お客様からクレームが出ている」と打ちあけ、綾華の仕事を他の人に割り振ります。
しかし、綾華は東郷の足を引っ張りたくない!という一心で仕事に熱を入れます。
上客の「Wデートしたい」と、ひょんな発言から遊園地デートをすることになった綾華と東郷。
東郷の一挙一動にドキドキして、カップル割引のために従業員の前で公開キスをするときも顔を真っ赤にしてしまう綾香。
そんな綾華にも照れてしまう東郷という初々しい様子に周りからは「付き合い始めかしら」などとザワザワされます。
中学生の片思いみたいなデートになってはしゃぐ綾華に、東郷はクレームがウソだったとカミングアウトします。
「だってあんた頑固だし オーバーワークで体限界でもどうせ『平気』とか言い張るし」
このセリフに「阿呆はそっちよ!そんなやり方で私めちゃくちゃへこんだのよ」とキレる綾華。
「〜〜〜っ仕方ないだろっ オレはあんたのことが心配でっ…」
と、思わずポロリ。調子がくるってしまうことも漏らします。
「振り回されてっ…挙げ句泣き顔とか見られて…ホント あんたといるとオレらしくなくなってっ…」
「でも私 そういう東郷好きだけど?」
と、綾華も普通に「好き」と言ってしまいます。
でも、こんな関係も悪くないとお互いに確認しあって、いい雰囲気になりました。
6話あらすじ
遊園地デートでいい雰囲気にはなったものの、実際の生活は新田家所有のマンションで別々の暮らしをしている綾華と東郷。
「これからはも少し触れ合いたい」自分といるのって”楽しい” “好きだな”と東郷に感じてほしい綾華。
そんなときにマンションが補修工事で、1LDKの部屋に引っ越すことになります。
これはチャンス!と考えた綾華はコンビニでananを立ち読みしたりして男性のオトし方を研究し始めます。
しかし、今まで男が寄ってきただけで自分から迫ったことがない綾華は何をしたらいいかサッパリ。
雑誌のページにある本命彼女になる条件を見て、変わろうと決心しました。
- 美味しい料理を作れる人
- 口うるさくない人
- 気の強くない人
- 男を立ててくれる人
フリフリエプロンを着て、掃除・料理・口調まで変えてニコニコ顔で東郷と接します。
しかし、そんな綾華に「…あんたさ オレの嫌いな女達にそっくり」と言い放ちました。
今まで東郷の周りには、金目当てでYESマンの女性しかおらず、綾華はそんな女性たちと同じ振る舞いをしていたと指摘します。
好かれようと努力した結果、嫌われた綾華は「私 何を間違えたの…?」と呆然とします。
街を歩けば誰もが振り向く美人。好きって言ってくれる。
なのに、1番振り向いてほしい人は振り向いてくれない。
悲しみに暮れながら、翌日も料理をしている中東郷のセリフを思い出してイライラし始めます。
「せっかく一緒に暮らしてんだし あんたとはケンカじゃなくてご飯食べたり色々したかっただけよっ」
「てか近くにいりゃあんたが大変そうなの見ててわかるし 体心配して料理も掃除もしたくなるじゃない」
…なのに、それを金目当てだと言われて傷ついたという独り言を東郷に全部聞かれていました。
一緒にいたくないと言ったのはムカついただけで、本当は綾華がそんな女じゃないと東郷は分かっていました。
いつもみたいに、ふざけるなやムカつくなど言い返してこないので東郷もイライラしていたのです。つまり、
「それって いつもの私のほうがいいってこと?」
と言った綾華に東郷は赤面します。
図星だったようで、綾華は東郷と心の距離が近くなったのを感じたのでした。
7話あらすじ
職場では「理想の夫婦」といわれ、偽装夫婦を演じながら心の中では悪態をつきまくっている通常運転の東郷と綾華。
お互い言いたい放題でケンカして、それが”いい”と思う綾華はご機嫌です。
ふたりの関係性が親密になっていく様子をハチも「いい感じだよね♪」と東郷に言い、昔の東郷との変化も指摘します。
昔だったら面倒と言って関わろうとしなかった東郷が、綾華に接するときは違うとハチは見抜いていたのです。
一方綾華は、東郷の誕生日が今週であることを職場のマネージャーから知ります。
全然知らなかった綾華は何も用意してなく焦りますが、その日は東郷は出張でした。
東郷は今更誕生日を祝う年でもないと断り、でもプレゼントはすると言い張る綾華。
翌日、東郷の誕生日プレゼントをなぜか2人で買いに行くことになりました。
百貨店で3千万円のジュエリーを見た帰り、ナンパされそうになる綾華を見て東郷はとっさに抱き寄せます。
思わず綾華を守った自分に耳を真っ赤にする東郷。
夜はディナーをしに高級バーに立ち寄りますが、店内が静かなことに気付きピアノ演奏者が遅れていることを知ります。
店員との会話の流れで東郷が1曲弾くことになり、周囲は「──見て お客さんが弾くみたい」「え 素人が?」とやや批判気味。
しかし、ひとたび東郷がピアノを弾くと空気が一変しました。
『ホント、プライドが高くて、オレ様で、負けず嫌いの王様』東郷に綾華は「好きよ」と、うっとりとした表情で見つめます。
そんな綾華に気づいた東郷もまた、綾華の表情に心臓が大きく跳ねます。
(なっ…なんださっきのは… あいつの顔を見て…ってくそ!手元が狂う 何動揺してるんだオレは───…)
後日、結局なんだかんだ言いながらも東郷は綾華への誕生日プレゼントのお返しでネックレスを買いに来たのでした。
ここで東郷の父親、義理の母親(宿敵)が登場します。
「…綾華さんはお元気?私もゆっくりお話したいわ 今度ぜひ連れていらしてね」
という母親の言葉に、自分の中の綾華への想いに気づいた東郷。
綾華への接し方も優しいものに変わっていきます。
8話あらすじ
綾華はもらったネックレスをさっそく職場へつけていきます。
つい調子に乗ってペラペラ夫婦愛をノロケまくって「なんかもう私にゾッコンみたいなっ♥」と言う綾華に東郷は
「そんなに気に入ってくれたのなら贈りがいがある 良かった」と穏やかに微笑みます。
いつもなら「調子に乗るな 阿呆!」と言われるのに態度が違う東郷の言動にドキッとする綾華。
そんなとき、式場に東郷の義母がやってきて綾華とはち会います。
会話の途中で突然入ってきた東郷は、義母から綾華を守るようにして立ちはだかります。
義母からのつっこみに対応するための親対策といい、東郷は綾華に仕事でも「これからオレと行動を共にしろ」と命令します。
綾華の抱えている仕事も「オレがやっておく」「だからあんたは寝てろ」と頭ポンポン。
過保護っぷりに、綾華はやっぱり変だと、ここ最近の東郷の言動を振り返って「何か企んでる?!」と疑心暗鬼になります。
そんなとき、東郷の義母が来て綾華に一緒に出かけようと誘って職場から連れ出します。
道中は楽しく会話するも、行き先はなんと産婦人科。
「綾華さん 子供を産める体か検査してもらいましょう」
結婚してしばらく経つのに子供ができていない綾華に心配を装って、実は嫌がらせをしているのでした。
今までずっと気にしてなかった東郷でしたが、綾華のことを義母から「守りたい」とはっきり思ったことから、自分の中の想いを自覚していたのでした。
後日、実家に来た東郷。勝手に入ってきた綾華は、義母が腹黒姑とわかってもハツラツと挨拶をして東郷のそばに座ります。
「いつでもどこでも 一緒にいたいの。辛い時も、悲しい時も、嬉しい時も半分は私のものよ」
今までずっと守ってくれたから、次は自分が東郷を守る番だと強く思う綾華。
「──だから、お義母様。私を東郷さんのそばにいさせてください」
と、にっこりほほえみます。
綾華の姿に心を打たれた東郷は、綾華をいきなりお姫様抱っこをして実家を出ます。
「てかどこ行く?旅行?ホテル?あーやっぱりさっさとマンション?」
「え?何?」
「オレ あんたのこと抱きたいんだけど」
騒ぐ綾華の口をキスでふさぐ東郷。「行くぞ」と王様風を吹かせて、綾華をお姫様だっこしたまま歩きはじめました。
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【王様へ捧ぐ薬指】原作あらすじとネタバレ!最終回の結末
まとめ|【王様へ捧ぐ薬指】原作あらすじとネタバレ!最終回の結末まで解説
今回は、王様へ捧ぐ薬指の1巻あらすじについてまとめました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。